私は自分年金を作るために取組中です。
その取り組みの一つが株式投資であり、
特に「連続増配株や累進配当株、高配当株」へ投資をしています。
今回はTX テルニウムを紹介します。
ルクセンブルクの鉄鋼会社です。
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TXの配当金
まずは一番重要な配当金について詳しくみていきましょう。
一般的に配当利回り3%~4%以上が「高配当株」と呼ばれます。
TXの配当利回り
※2025年3月現在
配当利回り | 9.40% |
配当額(年間) | 3.1ドル(2024年) |
株価(1株) | 32.97ドル |
配当性向 | -1033% |
配当月 (配当落ち日) |
5月、11月 (2024年) |
※moomoo証券アプリのデータを元に記載
※配当利回り=昨年の配当額/記事更新時の株価で算定
配当利回りは9%超えと超高配当です。
株価も30ドル台と手を出しやすい価格帯です。
2024年は利益ではなく損失が出てしまっているので、配当性向がスゴイ数字となっています。
配当の回数については、2019年以前は年1回(5月)、2021年以降は年2回(5月、11月)となっています。
TXの配当金推移
単位:米ドル
2014年 |
0.75 |
2015年 | 0.9 |
2016年 | 0.9 |
2017年 | 1 |
2018年 | 1.1 |
2019年 | 1.2 |
2020年 | 0 |
2021年 | 3.77795 |
2022年 | 2.7 |
2023年 | 2.9 |
2024年 | 3.1 |
※moomoo証券アプリのデータを元に算定
2021年以降は高い水準で配当金を出していますね。
この水準が続いてくれると良いのですが…
2020年の配当金はゼロでした。
新型コロナウィルスによる経済的な影響を考慮し、2020年の配当を見送る決定をしました。
TXの会社概要
(証券コード)名称 | (TX)テルニウム |
国 | ルクセンブルク |
業種 | 鉄鋼 |
事業内容 | 主に中南米を中心に鋼材の製造・販売を行う、鉄鋼業界の大手企業です。 |
時価総額 | 6,472百万ドル |
ルクセンブルクに本社を置く鉄鋼メーカーです。ただし、事業の中心は中南米で、特にメキシコやアルゼンチンなどで大規模な製造・販売を行っています。
TXの配当金にかかる税率
日本の配当税率(約20%)の他に、ルクセンブルクの株は配当税率が15%かかります。
しかし、ルクセンブルクの特定の税制上の扱いにより配当金に源泉税がかからないとされています。
ルクセンブルクは国際的な企業誘致のために、税制を非常に魅力的に設計しています。
その一環として、ルクセンブルクに本社を置く企業が支払う配当には源泉税を課さない場合があります。
特に、ルクセンブルクは 「親子会社指令」 に基づき、一定の条件を満たす場合には配当の源泉税を免除しています。
これは、企業間での配当を非課税にすることで、多国籍企業の本社機能を誘致する狙いがあります。
NISA口座であれば日本の配当税率は0%となります。
財務指標
私が見ている指標はEPSだけです。
EPS:1株当たり利益。利益÷発行株式数。
EPSが高いほど企業の収益性が高いと判断できるので、右肩上がりが望ましいです。
TXのEPS推移
2014年 |
-1 |
2015年 | 0.04 |
2016年 | 3 |
2017年 | 4.5 |
2018年 | 7.7 |
2019年 | 2.9 |
2020年 | 4 |
2021年 | 19.5 |
2022年 | 9 |
2023年 | 3.4 |
2024年 | -0.3 |
※moomoo証券アプリのデータより
EPSにはかなりのバラつきがあります。
特に、2024年は若干ですが損失を出していますので、配当金の支払いが続くかは不透明だと思っています。
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