一戸建ての費用内訳を詳しく公開!建物以外の費用が高い!

常温ポテトです。

私は2020年頃から家を建てようと思って活動していました。

その中で一つ、しっかり見積もりをとったことがあるので公開します。

ハウスメーカーは【一条工務店】さんです。「家は性能」の謳い文句で有名で、とにかく家の密閉度が高く、それに伴い断熱性が非常に高い家を作るメーカーさんです。冬は暖かく、夏は涼しく暮らせるのは素晴らしいことです。当時は色々とYoutudeで専門家の動画を見ていましたが、皆さんが性能には太鼓判を押していました。

 

結局は費用の関係で一条工務店さんではなく、別のハウスメーカーさんで建てました。でも冬が来ると「一条工務店で建てていたら…」と思うことがあります。

 

 

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一戸建て 費用内訳(見積もり)

※2020年末頃の、見積もり価格です。

2023年現在は家の価格が高騰していると聞きます。よく確認しましょう。

 

建物本体

31.25坪 21,898,094円

建物本体の坪単価が約70万円ということが分かります。ここはハウスメーカーさんによって幅があります。

安い所だと30万円~、高い所は100万円を超えます。

4人で約30坪の2階建ての家で暮らすことを想定しています。(人によっては狭いと感じるかもしれません…)

 

建築申請・その他

確認申請・長期優良住宅手続 344,700円
住宅瑕疵担保 確認書 45,000円
適合検査 諸費用 40,000円
中間検査申請手数料 25,000円

合計454,700円です。

長期優良住宅の申請をすると、住宅ローン控除の控除額が通常より大きくなります。税金が安くなるということです。

しかし、これは所得税を多く支払っている人じゃないと意味がありません。私の場合はいらなかったのかもしれませんね。

 

付帯工事

仮設工事 485,000円
野外給水設備工事 226,900円
野外排水設備工事 254,500円
野外雨水設備工事 173,400円

合計 1,139,800円です。

これは絶対についてくる費用で、かなり高いですよね。見積もりの段階で初めて出てきたのでビックリしました。

ここは坪単価に含まれるメーカーさんもあります。実際に建てたところは付帯工事費用も坪単価に含まれていました。

 

 

標準仕様外工事(オプション費用)

なくても生活ができると思われるオプション費用ですが、たくさんあります。

「これは必要だろう」と思ったものや特に値段が高いものだけをピックアップします。

 

太陽光発電設備 1,820,000円
柱状地盤改良 792,000円
カップボード 293,000円
ベタ基礎 313,800円
網戸 93,700円
さらぽかモニター価格 442,200円
ハイドロテクトタイル 406,200円
電子錠 70,000円
玄関ポーチの補強工事 39,100円
照明器具 292,450円
その他たくさん 1,258,400円

合計 5,557,150円です!

見積もりだからと言って付けまくりました。

太陽光とかは付けなくても良いのですが…。いくつかコメントをします。

 

柱状地盤改良は土地によって有無が変わります。ちなみに地盤調査は無料です。

カップボード(キッチンの食器などを入れる棚)はかなり高額ですね。もちろん自分で家具屋さんで購入しても良いです。しかし、備え付けの方が建物に合わせてピッタリに作られるので見栄えが良いのと、地震に対しても強くなります。

ベタ基礎は入れたいところ。標準は布基礎です。耐震等級3で建てられ、柱にもシロアリ対策ができているので布基礎が標準とのことでしたが、さらに耐性を高めたいです。

一条工務店は網戸が標準ではないことが有名です。なぜなら、窓を開ける必要がないからです。標準で空気循環システムが備え付けられ、窓を開けなくてもキレイな空気が循環します。逆に窓を開けた方が汚れた空気が入ってくるので、窓を開けない仕様が標準とのことでした。

「さらぽか」について。一条工務店は家全体の床暖房が標準です。部屋や脱衣所はもちろん、廊下や玄関、トイレまで全部です。秋ごろから床暖房を使用すれば、ぬるいお湯が常時流れて家全体が常に暖かい状態なので冬でも家に入ったら半袖で暮らせます。気密性の高さによって実現できているものです。正直、私が一番「一条工務店で建てれば…」と思っている部分です。

あ、「さらぽか」についてでしたね。

さらぽかは、床暖房を夏場に応用したもので気温よりも低い温度の水を床暖房のパイプに流すことで湿度を下げ、夏でもエアコンなしで快適に過ごせる機能です。夏はエアコンが必須と思っているので、これも「あったらな…」って思っています。

ハイドロテクトタイルについて。家の外壁にタイルをはると30年間はメンテナンスが不要とのことです。普通の外壁は10年で張り替えるのが普通と言われています。その時に数十万かかります。ならタイルを追加した方がお得ということです。

照明について。正直、自分で買った方が安いです。買いそろえる時間がない、建てたらすぐに住みたいなどの事情があれば照明を付けてもらっても良いと思います。

その他のオプションは細々したものです。トイレのグレードアップやニッチ、エコカラット、IHコンロのグレードアップなどなどです。

 

 

外溝工事

外溝工事 2,000,000円

ビックリするぐらい高いです。外の駐車場スペースにコンクリートを流したり、門をつけたり、家の周りに砂利を敷き詰めたりなど、建物本体以外の工事です。

 

これはメーカーさんの「これぐらいかかるだろう」予測ですので、必ずしも2百万円がかかるわけではありません。

 

消費税

忘れちゃいけない「消費税」です。

2,9049,744円!(10%)

ヤバいです。これだけ税金かかるんですよ!

消費税5%の時だと半分ですからね。消費税の重さをマジで実感します。

 

その他の費用

その他、家を建てる時に普通は必要になるだろうという費用です。

水道引き込み費用 550,000円
特別運搬費 550,000円
電気工事追加 220,000円
火災保険(10年) 255,000円
地鎮祭費用 30,000円
住宅ローン保証料 900,000円
テレビアンテナ工事費 100,000円
固定資産税清算金 100,000円
金消契約印紙 40,000円

合計 2,745,000円です。こちらは個人によってかなり差が出てきます。

水道引き込み料や特別運搬費は土地によります。既に家が建っていたところ、土地の前に十分な広さの道があればかかりません。

電気工事はコンセントの数を増やす工事です。これは必要かなって思います。コンセントが少ないと生活が不便ですからね。

火災保険は25万円ですが適当です。私は実際に10年で10万円ほどで加入しました(賠償保険の特約込み)。必要なものだけをチョイスすれば、20万を超えることはないと思います。

住宅ローン保証料は借入40,000,000円×2.2%=880,000円ぐらいって感じで適当です。保証料の払い方によっても異なるので、ただの一例としてみてください。

テレビアンテナ費用も適当です。私はデザインアンテナで50,000円ほどで付けられました。

固定資産清算金について。土地の固定資産税を日割りで支払うのですが、これも土地の値段や購入時期により異なりますので、あまり参考にはなりません。

 

建築費用の合計

36,699,718円です!

性能トップの家は高いですね。他の有名なハウスメーカーさんと比べると、普通または安いのかもしれません。別で見学に行ったセキスイハイムさんは40,000,000円ぐらいが標準とのことでした。

 

土地の費用がかかる!

今までは家のや家の外側の費用でしたが、かなり重要な費用として「土地」代があります。

現実的なところでも、場所や広さによって数百万~数千万まで幅があり、とても高いです。

土地を持っていない人がほとんどだと思います。家の費用よりも、まずはどこに家を建てたいのか、その周辺の土地はいくらぐらいなのかを調べる必要があります。

ハウスメーカーの担当者さんも土地を探してくれますが、自分で見つけてOKです。

上記の見積もりだと土地代15,000,000円でも、総額50,000,000円を超えてしまいます。

結果、「自分では無理だ…」となり一条工務店さんはお断りすることにしました。

 

まとめ

家の見積もり費用は

建物本体(31.25坪) 21,898,094円
建築申請 その他 454,700円
付帯工事 1,139,800円
標準仕様外工事(オプション) 5,557,150円
消費税 2,904,974円
外溝費用 2,000,000円
その他の費用 2,745,000円

合計、36,699,718円です。

一つの例として、参考にしてもらえればと思います。

人生で一番高額な買い物と言われますので、後悔のないようにしっかりと考えて(悩んで)ください。

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