常温ポテトです。
私は今まで数多くのEAを破綻させてしまいました。
皆さんのEA選びの参考になるように、そして私の二の舞にならないように、破綻したEAのスペックや状況を記録していきます。
紹介するEAの開発者様を陥れる意図ではないため、EAの名前は出しません。また、EAが破綻したのは全て私の責任です。私がそのEAを選び、私が運用し、私が破綻させました。開発者様に文句を言うのは間違った行為です。
破綻したEAの概要と状況
2021年7月に稼働を開始し、8月に破綻したEAです。
1か月も経たずに破綻してしまいました。自分の知識、経験不足が招いた結果です。
EAの概要
まずはEAのスペック、要は「どんなEAか」ということを説明します。
デフォルト設定での運用をしておりました。
ナンピンマーチン:あり
通貨ペア:AUD/JPY(豪ドル/日本円)
利確:800円の利益が出たら全決済
推奨証拠金:10万円でロット0.01
稼働時間:常時稼働
■ナンピン幅について
「〇pips逆行したらナンピン」という形ではなく、一定の時間間隔でナンピンされる形です。メインは1時間間隔、時間によっては2時間間隔であったり3時間間隔のときもありました。ナンピンの際、ロットは0.01ずつ増えていきます。
AUD/JPYの相場が上下のどちらに動いていても利益が800円に達するまではナンピンを繰り返すため、決済がされないと逆行していないのにポジションがどんどん増えていきます。
破綻したときの状況
ロングが18ポジション貯まる⇒AUD/JPYが下がる⇒ロスカットという流れです。
こちらがロングのポジションとなります。
(分かりやすいようにロングポジション部分を切り取っています)
最初の証拠金は20万円+クレジット4万円。
8/11 18:00にロット0.02でロング初エントリーして、ちょうど24時間後の8/12 18:00にロット0.19でポジションを持ちます。
ロット0.02~0.19の18ポジションを持つまで45pipsほどしか下がってないんですよね。普通のナンピン型であれば2~3回のナンピンなので、まだまだ余裕のはずです。
ヤバイと思ってEAを停止するも豪ドル円は全然上がらず、下がり続けました。
その後、ロスカットの危険を感じて20万円の追加入金。これもいけなかったですね。
(途中、手動でショートを入れるもビビッてすぐに損切りというアホな行動をして)8/19、とうとうロスカットしたという流れです。
合計40万円の証拠金なので、40万円の損失ということになります。
破綻の原因は私の無知さ加減でした。
EAが破綻して得た教訓
2点、ロスカットを経験して得た教訓をお伝えします。
何事も経験で、良いことも悪いことも経験して成長ができると思っています。FXはお金が絡み、それも高額です。成長していかなければ負けっぱなしです。
少しでも成長するため、「当たり前だろ!」と思われることでも書いていきます。
1.ナンピンの条件を把握する
どのような条件でナンピンするのかを把握してから稼働すべきですね。
デモ口座でEAの特性を見られるパターンも多いので、皆さんはしっかりと見極めてから稼働させましょう。
今回のEAはデモ口座を公開していました。今の私であればデモ口座を見て特性を把握できます。
しかし、FX初心者はデモを見ても把握できないかもしれません。1か月間あたりの利益を見て「凄いEAだ!」と判断してしまうかもしれません。
デモ口座の公開がない場合は、稼働開始後すぐに特性を把握するべき…ではありません。
デモ口座の公開がない場合は、やめておきましょう。最初からそのEAを選ばないが正解だと思います。
「なぜデモ口座を公開しないのか」を考えると、「デモ口座を公開すると都合が悪いから」だと思います。普通はデモ口座(もちろんリアル口座でも良いのですが)を公開して稼げるEAということをアピールするはずです。
twitterなどで画像や切り取り動画の公開だけのEA紹介者もいますが、それはやめておきましょう。
2.証拠金は追加しない方が良い
今回、途中で20万円の追加入金を行いましたが、それも巻き込んで破綻しました。
ナンピンが進むと合計ロットがかなり大きくなります。今回の場合だと0.02~0.19で合計1.89ロットです
110pipsほど逆行すれば20万円の含み損となります。その間に反転して利確ポイントがあれば良いのですが、一方的に動いている相場の場合、上手くいかない可能性が高いです。
以上、破綻したEAの状況紹介と教訓です。
私の二の舞にならないように頑張ってください!