FXの基本的なこと5 資金管理

  • 2025年1月13日
  • FX

私の備忘録として書いていきます。

 

資金管理とは

 

資金管理はとても大切で、資金管理をしていれば口座に入金している資金が減りにくいです。

トレードの手法を理解しているのにお金が増えない人にはいくつかの原因があります。

資金を上手に増やしていくために、長期的なマインドとプランを持つことが大切です。

 

 

マインドセット

 

「FXを始めてみたけど、お金をうまく増やせない、減っていってしまう」という人は非常に多いです。

原因はマインドセットにあります。

 

 

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うまくいかない人のマインド

①勝ち負けに集中してしまい、感情の起伏がある

②長期的な計画を立てられていない

③自分流のトレードスタイルを作る

④お金の扱いが雑

⑤無駄なトレードをしてしまう

 

 

大数の法則

 

大数の法則とは、確率論・統計学における基本定理の一つです。

一見偶然に見える事象であっても、大量に観察されればその事象がある規則性をもって発生していることが分かります。

例えば、コインを投げて表が出る確率は、振る回数を増やせば増やすほど2分の1に近づいていきます。

この法則を大数の法則と言います。

 

私はFPの試験勉強をしているときに保険の項目で初めて知りました。

 

FXの世界も確率の世界です。

短期的には負けているように見えてしまっていても、長期的に見ると勝率は50%に近づいていきます。

勝率が50%あれば利益を出せるのがFXです。

スキルを身につけることで勝率を上げることができます。

短期的にではなく、長期的な期間で考えるようにしましょう。

 

 

自分が負えるリスクを知る

 

①1日のリスクは口座金額に対して1%~3%程度にしましょう

金額は人によって異なります。

資金10万円の人は1,000円~3,000円、50万円の人は5,000円~15,000円程度です。

 

1日3%のリスクであれば、1%のトレードを3回行うことができると考えても良いです。

 

 

②金額ではなく%で資金管理をしましょう

%で管理することで、資金が減りにくい状況を作り出すことが可能です。

例:10万円が1万円まで減ってしまう損失の回数

毎回1000円の損失⇒90回連続の損失で1万円になる

毎回1%の損失⇒229回連続の損失で1万円になる

 

この考え方を知ると、気持ちが楽になった気がします。

229回も負けても9万円の損失で済むと考えることができます。

 

月末月初や経済指標

 

月末はロンドンフィキシングにより値動きが激しくなりやすいです。

※ロンドンフィキシング:ロンドン市場において、金融機関の対顧客向け外貨取引の基準レートを決める行為のこと

機関投資家(個人なんかよりも規模がとてつもなく大きい投資家)が資産を調整(リバランス)で、月末に大きな取引をすることがあるためです。

 

また、経済指標の発表時も相場が大きく変動しやすいです。

アメリカの経済指標では、雇用統計やCPI(消費者物価指数)、政策金利などの金融政策を決定するFOMCが大きいです。

日本でも特に政策金利に対しての発言があった場合は、大きく動くことがあります。

(新しい総理大臣が石破さんに決まった時も大きく動きました)

 

このような時はトレードの見直しや検証、勉強の時間にした方が良いです。

 

これまでは主にお金を守ることに重点を置いてましたが、ここからはお金の増やし方をメインに説明します。

 

複利の力

アインシュタインの言葉「複利は人類最大の発明。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う

 

お金が増える方に複利を利用すれば早くお金が増えます。

逆に、お金が減る方に複利が効いた場合はどんどんお金が減っていきます。

 

単利と複利の違い

まず単利とは、利息が毎年つくものがあるとして(例えば銀行預金)、ずっと元本が同じのことを言います。

元本100万円で毎年10%の利息がつくとすると、

1年目は利息10万円

2年目も利息10万円

3年目も利息10万円…となります。

 

10年後は合計で200万円です。

 

利息はずっと同じ額なのです。

 

複利とは、利息を元本に組み入れるので、利息がだんだん増える仕組みです。

同じように元本100万円で毎年10%の利息がつくとすると、

1年目は利息10万円

2年目は元本が110万円なので利息が11万円

3年目は元本が121万円なので利息が12万1千円…と増えていきます。

10年後の合計は元本が約235万円8千円+利息が23万6千円=259万円となります。

 

 

複利をトレードに活用する

先ほどの例では年利なので、増える速度はゆっくりとなります。

FXで毎日トレードをすると年利ではなく日利となり、すごく速いスピードでお金を増やしていくことが可能です。

 

では、どのように複利をFXで活用するのか。

口座に100,000円、日利2%で90日間トレードをした場合、

594,192円となります。元本100,000円に対して5.9倍に増やすことができます。

ただ、もちろんこれは勝率100%の場合ですので、同じ結果を出すことは難しいです。

しかし、複利の効果を利用して効率よく口座残高を増やしていくことができます。

 

 

 

複利でお金を増やす手順

 

FXの計算は全て%で行います。

「今日は1000円増やそう!」ではなく、「今日は2%増やそう!」という考えで取り組みます。

 

 

 

複利を成功させるには

①分析が大事

チャートを分析し、実践を繰り返してリスクと資産管理を身に着けましょう

 

②お金を増やすよりも守ることが大事

負けることもあります。計画通りにならないこともあります。

そんなときは熱くならず冷静に「今日はトレードをやめておこう」と引き下がる習慣をつけていきましょう。

 

③資金を%で管理する

資金を増やす目標を決めるときに、「1,000円増やそう」「2,000円増やそう」という金額ではなく、「1%増やそう」「2%増やそう」という%で決めましょう。

 

始めに100,000円を入金した場合は、「1%だから1,000円を目標にしよう」

101,000円になった次は「1%だから1,010円増やそう」

ということになります。

 

そうすることで複利の力を働かせることができます。

 

金額ベースでみると、口座の金額によってあまり増えていないように見えるかもしれません。

しかし、%でみるとしっかり増えていることが実感できます。

 

 

72の法則

 

 

72の法則は、72の数字を日利(%)で割ると、口座の資金が2倍になる日数が分かるというものです。

例)日利2%で運用した場合、資金が2倍になる日数は?

 

72÷2=36

資金が2倍になるには36日かかるということです。

 

もちろん、これも勝率100%で日利2%を達成できたときの数字なので実際の日数は増えると思います。

 

 

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